月間「ティグレ」2014年5月号より抜粋
「ウェディング衣裳のレンタルからオーダーメイド 出張ヘアメイク ・ブーケやアクセサリーの販売まですべて手がける【kobe kitano FELLINI】店長を務めるのは周囲の人々に自由・奔放と評される
年間350組のブライダルスタイリングに携わる「自由・奔放が似合う」と言われるゆえんは 自分の想いに正直な行動派だからだろう
ブライダル業界には19歳 設立まもない京都のブライダル総合商社に入社 営業社員として話し方やマナー・精神論を教えられ はじめこそワーストを記録したもの3か月で入社初のコンテストとなる新人戦1位 個人戦3位を獲得した 手腕を買われて二年弱で主任に就き東京支社のオープニングスタッフに。 数年で目標を達成し京都本社に戻ったところで阪神淡路大震災が起きた。 何か貢献できないか。そうだ神戸に支社と勇む 当時率いていたメンバーに想いを伝えると賛同を得さらに人が集まって盛り上がってきた矢先業績伸び悩む他支社への移動を命じられた 行かなければその支社を閉めると聞き 後ろ髪を引かれながらも転勤する 懸命に努めて4年で立て直した その頃は次長として支店のほとんどを任されてる身、後釜を育ててから在籍13年、惜しまれながらも退職し 2007年1月「kobe kitano FELLINI」をオープン
はじめは月に1.2件斡旋される程度 少ない分確実にと店を訪れた花嫁さまのドレス選びフィッティングに何時間でもつきあった 心かけたのは顧客の性格や価値観を重視し幸せやときめきを実感してもらえるパーソナルサービスだ 「店の強みはたぶん『私』です。お母さんであったり仲の良いお姉さんであったりアットホームな雰囲気があるから」 ドレスを決めた顧客が翌年おめでたの報告に訪れさらに後年家族そろって再来店するなど高い満足度が長い付き合いになり周りへの紹介・口コミにつながっていく 「花嫁の理想を叶える独自の着付けとパターン」 強みは着付けの腕にもある ドレスと体のラインを合わせ、各部を微調整し全体をスタイルよくまとめるのが得意だ 「胸の位置がたった5ミリ違うだけで似合わないドレスが似合うドレスに変わるんですよ・どんな花嫁さまも綺麗に見える着付けには絶対の自信がある」 日々ドレスに触れるうち「こうすればもっとよくなるのに」と欲が出てきた。「それで一からオートクチュールオーダードレスを勉強して、より素敵になる自分のパターンを完成させました」
『逆風吹く業界に新風を神戸から新ブランド発信』 新たな挑戦を その1つが自店ブライダルアクセサリーになる 「神戸のものとして押し出していうまく持っていけたら良いなと 日本中の花嫁さまが全員に何か一個はうちの商品を持ってもらいたいし 日本から世界に発信できる商品を作りたい」 自分の想いに正直で即断即決。試行錯誤しながら突き進む その真直ぐさに周りも手をさしのべる これからも花嫁さまの夢を叶えるために自由奔放に努めていく
kobe kitano FELLINI(コウベ キタノ フェリーニ)
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